【大阪女子旅】通天閣のお膝元ディープな街「新世界」の楽しみ方~レトロな街遊び編~
2022.7.3

昔ながらも今では「新」しい。
さて、前回紹介したCoffee New Worldで昔ながらのオムライスを頂き、お腹も心も十分満たされたところで2人は「次どこへ行こうか?」と落ち着いた心を期待に少し揺さぶらせながらジャンジャン横丁を歩いているとそこには昔ながらの遊び場が軒並み並んでいます。
先に前回の記事を読む⇒【大阪女子旅】通天閣のお膝元ディープな街「新世界」の楽しみ方~街歩き・純喫茶編~
そうなんです。
新世界にはグルメだけでなく射的、スマートボール、ガチャガチャ、おみくじなどの昭和レトロを感じられる遊び場が至る所にあります。
なかなか他府県では見られない遊び場がお祭りの出店感覚で並んでいるので初めて新世界に遊びに来た方でも非常に遊びやすく、それを求めて若いお客様も沢山見られます。まず初めに目を引いたのは昔懐かしいスマートボール。
今では貴重となったスマートボール

ではここで。
知ってそうで知らない意外と深いこの様な遊び場の歴史を少し振り返ってみましょう。
1777年、フランスのバガテル城で開かれ国王ルイ16世が出席したパーティで、ピンが立てられたビリヤードの台を傾けキューを右下に固定したゲーム盤が披露された。
このゲームはバガテル城の名を取り「バガテル」と名称をつけられました。また19世紀になるとバガテルは欧米に広がりヨーロッパでは「フォーチュナ」アメリカでは「ピンボール」に発展し、そして日本には昭和初期にアメリカでのピンボールを日本の企業が「コリント」と言う名称で現代の「スマートボール」を作り上げたと言われています。
スマートボールが流行したと言われた原点として1955年にパチンコの連発式が禁止され、パチンコ屋が激減したことにより、1950年代に流行したと言われています。それ程歴史のあるピンボールも現在では、本日紹介している大阪新世界、和歌山市の中心市街地ぶらくり丁などの繁華街一部や江ノ島等の観光地、温泉街などでしかスマートボールは残っておらず、東京は浅草にも唯一残っていた専門店は2020年1月26日に閉店し、豊橋の店舗は2018年9月に閉店。
昔は当たり前のようにあったピンボールも今では全国見渡しても遊べる場所はかなり貴重であり、若い世代の方からすると「新しい遊び」と感じる方も少なくはないのでしょうか。
このような異国文化に溢れた遊技を今でも楽しめる新世界。
やはり知れば知る程興味深く凄く面白いですね。では実際にお楽しみの時間。
レトロな「スマートボール」で新体験

いざ店内へ。
入ってみると何台ものスマートボールの台が並んでおり、かなり若い世代の方々で賑わっていました。中にはカップルで楽しみに来ている方や、女性グループで楽しみに来ている方もあちらこちらに。
まさに昭和のレトロな空気を楽しみに来ているのでしょう。写真や動画を撮られている方も沢山いらっしゃいます。
「結構若い方が沢山いるから安心感もありますね。」
そんな会話をしながら2人も「写ルンです」で写真を撮り「どの台にしようか?」と勝負する台を見定めています。
やはりスマートボールはピンボールと同じ分類なだけあって見た目、遊び方が凄く似ています。またスマートボールはパチンコ台の形状が変わった遊技でありパチンコ台は遊技の盤面をほぼ垂直に設置するのに対し、スマートボールは寝かせて設置されているのが特徴的。
ルールや遊び方は簡単。
100円を投入すると25球が排出されその球を持ち手に右手前にある棒を引っ張り球を弾く。
そしてその球が数字が書かれた穴に入るとその数字の数、球が排出され最終的な持ち球の数によって景品と交換をする形式になっており、やはり内容はパチンコに似ていて、遊び方としてはビリヤードに似ています。2人は「この台にしよっか!」と決めた台に着席し、100円を投入。いざゲームスタート!1球1球狙いを定めて。
発射!コツンッ。
とボールが釘にあたって跳ね返る心地よい音にワクワクさせながら球の行先をしっかり見守ります。
ハズレは付き物。
もちろん全ての球が穴に入る訳ではありません。
1球、2球と数を重ねて諦めずに何発か打っていると。
ゴロンッ。
見事に数字が書かれた穴にカップイン。
するとその数字の数だけ球がでてきて
2人は大はしゃぎ!「やったぁ!やっと入った!」まるで小さい頃の縁日に遊びに来たかの様な無邪気な声で楽しそうに遊んでいます。
結果は残念ながら景品には及ばずでした。
「あー残念。でも楽しかったぁ。」
と上手くいかなくても、その雰囲気や入った時の喜びに心が満たされたようです。
昔では当たり前。
今では「新しく」貴重。
そんな経験を思い出にお店を後にしました。
レトロな遊びが詰まった大阪新世界

せっかくですからもう少しレトロな遊びを堪能していただきましょう。
またジャンジャン横丁を少し歩いていると、囲碁や将棋を楽しめるお店「三桂クラブ」や1曲100円と看板に書かれたスナックなどまだまだ沢山楽しめそうなスポットが満載です。
そんな中2人が目をつけて次に手をつけたのはスマートボールのすぐ近くにある射的場。
「ここで遊びたい!」と興味津々で受付へ。
ではここでまた少し射的の歴史を振り返って見ましょうか。まず射的とはなにか。
射的は一種の空気銃でありコルクの玉を筒先につめてうち標的に命中させる遊びで古くは座敷鉄砲とも言われていました。
歴史もなかなか面白く江戸時代に行われていた吹矢などの遊びが明治時代になり転化して射的になったとされており、人の集まる盛場などにそれらの店が並べるようになったと言われています。
遊び方は凄く簡単で、テーブルから欲しい景品目掛けて弾を打ち、その商品を落とせることができればゲットできると言う非常にシンプルなルール。
先程スマートボールでは残念ながら景品をゲットできなかった為に、ここでは2人の目もメラメラと燃えています。
自然とみんなが一体となる人情味あふれる街

ではこちらもいざ実践。
2人で肩を寄せ合い狙い定めたお菓子へ発射。
見事に命中!しかしなかなかヒットしてもそう簡単には下に落ちてはくれません。
すると横の見ず知らずのおばさまから「もう少し!頑張るんや!」とエールをいただきました。
さすが大阪は新世界。
やはり下町人情に溢れたお客さんで溢れているとこの瞬間に強く感じることができます。
2人もその声援を片手にいざもう一発発射。
パンッと命中した音と共に「やったぁ!」と無邪気にはしゃぐ声。
下に落ちたお菓子に大興奮。
見事に2人とも景品をゲットできました。
「良いお土産になったね。」と物だけでなく思い出もしっかり持ち帰れたようです。
「知らない人に声かけてもらって緊張しなかった?」そう聞いてみると「いえいえ!逆にそれが力になりました!やっぱり大阪の方の応援は凄いなぁ。」景品とゲットした興奮を少し抑えながらその場を離れ、ジャンジャン横丁を少し散策していると興味深いおみくじが。
さっそく恋愛成就の神様「ビリケン」さんパワー発揮!?

そう。「恋みくじ」です。
やはり女性ですからその様なものには目がありません。
「早くしよ!早くしよ!」と期待感を高めつつおみくじを引きます。
「せーので開けようね!」とお決まりのセリフでおみくじを開くと。
なんと大大吉がでました!2人はおみくじに書かれた内容に盛り上がりを隠せません。
噛み締める様に読み終えると大切にしまっていました。
「嬉しいなぁ」とひとこと。
新世界での大大吉。
これはきっとビリケンさんが良い出逢いを導いてくれる。そうに間違いありませんね。

今回訪れた遊び場の詳細はこちら。
スマートボール「スマートボールニュースター」
〒556-0002 大阪府大阪市浪速区恵美須東3丁目5-19ニュースター
射的場(店名はありませんがジャンジャン横丁の中に分かりやすくお店を構えていらっしゃいます。)
大阪府大阪市浪速区恵美須東3丁目−4−11
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